ヨガの仕事をしてるけど、
時々――いや、結構しょっちゅう思う。
「私って偽物かもしれない」って。
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SNSにはすごい先生たちがいっぱいいて、
キラキラしてて、すっごく詳しくて、ポーズも完璧で、
言葉も深くて美しくて、なんなら肌もつるつるしてる。
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そんな人たちを見たあとで、
「今日もポーズの途中でガニ股になった」自分を思い出すと、
なんかこう…自分のアカウント、消したくなる。
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でも。
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そんな日に限って、
近所のパン屋さんで買ったチーズフランスが、
めちゃくちゃうまかった。
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かじった瞬間、
口の中にふわ〜〜っと広がるあの温かさ。
「偽物」とか「本物」とか、
どうでもよくなった。
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“私って何者？”って悩んでたのに、
パンはちゃんとチーズを包み、ふくらみ、焼かれて、
私の口に運ばれた。
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このパン、私の肩書きとかポーズの完成度とか知らないけど、
ちゃっかりおいしくて、私をちょっと笑顔にしてくれた。
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そう思うと、
もしかしたら私も、
誰かの“ちょっと笑顔”になれてる瞬間があるかもしれない。
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完璧じゃなくても、偽物っぽくても、
焼きたてのパンみたいな自分がどこかにいるなら、
まあ、もうそれでいいんじゃないかなって。
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目次
💬今日の迷言
「本物か偽物かより、パンは今日もおいしい」
（チーズが溶けてたら、だいたいOK）
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🥖まとめ
• 「自分って偽物かも」って思う日もある
• でもおいしいパンは、そんなこと気にしてない
• 自分の存在に理由がなくても、人はふと救われたりする
