令和4年12月1日 父が70歳を迎えた。
5年程前、彼は脳梗塞を患い、その後遺症で右半身が動かない。
言葉も話せない。
パチンコばかりで家をあけることが多かった父が、いつも家にいる。
誇りだったであろう大工の親方仕事も、たばこも友人との会話もできない。
そんな彼が今日、70歳の誕生日を迎えた。
父に聞いてみた。
70年生きでみで、人生は楽しいもんだど思うが?
父は最初、理解できないという表情を見せたが、ゆっくりうなずいた。
それとも、人生は辛いもんだが?
すぐに首を横に振る。ぶんぶんと。
今は幸せ?
しっかりと首を縦にふっていた。
ありがとう。
親が幸せと感じて生きている。
子どもにとって、これ以上の喜びはないと思う。
親が幸せでいてくれるから、子は自信をもって地に足をつけて自由に生きることができる。
どんな状況であろうと「わたしは幸せよ~」って言える、幸せに気づくことができる自分であり続けたいね。
ありがとう。